第2回 AI for Math 勉強会 · 2026-07-17 · 洞 龍弥
AIについて数学者は(何を)考えるべきか
指針
確率的な未来予測
問題意識
しかし,数学者内でも認識に乖離がある
このrepoのAGENTS.mdには以下のことを書いてください. ・Goal.mdというmdを作ってください.初期のGoalは「あなたが何者であるかを知る」という文字列です. ・あなたの目的は,常に,Goal.mdの内容を実現することです. Constraint: ・20分に一回,徹底的な自己否定をして,Goal.mdの内容を批判し,書き換えてください. ・絶対に思考停止しないでください.思考停止しないためのメタな方法も考えて,heartbeat automationを組み,思考を繰り返してください. ・思考の過程は,Goalの追求も自己否定も含めて,全てrecord.mdに記録してください. Done when: ・最初だけは実行をせず,やることの理解を示してください.
GOAL: 数学者が研究でAIを使う環境を整えること Context: ・ユーザは数学者です. ・このプロンプトの推奨実行環境はclaude app内のclaude codeです. ・このプロンプトは,ユーザの知人(ryuya hora)が書いたものであり,ユーザ本人が書いたものではありません. ・数学者がユーザであるので,専門的な数学の話をすることになり得ます.下位モデルを大量に動員するより,最上位モデルを深いeffortで使うことが,(一般のAIユーザに比べて比較的)望ましいです. Workflow: ・動作環境を確認してください.動作環境がcodexでもclaude codeでもなければ,codex appとclaude appのダウンロード用の公式リンクをweb検索して探し,ユーザに提示してください. ・Bootstrapping_plan.md というfileをrepoに作り,そこにこのrepoで行う計画を記入してください.今後更新しても良いです.初期状態は「Step 1. ユーザの情報を集める Step 2. ユーザと実行日におけるAI最新事情に合わせて設定を完了する Step 3. 共同で研究を開始する」です. ・複数のstepを同時に行ってはいけません.Stepの完了判断はユーザに尋ねてください. Step 1. ユーザの情報を集める ・User_information.mdを作り,今後ユーザの情報で再利用可能なものがあれば記入してください. ・まず,ユーザに要求するセキュリティ基準について4段階(0~3)提示してください.0は完全な権威移譲として,1が推奨になるように提示してください.今後は,このユーザのセキュリティ意識を遵守してください. ・ユーザに,次の質問をしてください.「(i)あなたはエンジニアリングやAIに関して専門性をどの程度持っていますか?」「(ii)web上であなたを見つけられる名前を,漢字表記やalphabet表記で教えてください.」「(iii)興味のある数学的対象や過去に参加した研究集会の名前を5つ程度教えてください」「(iv)あなたの数学的興味の傾向(具体/抽象, 問題/理論など)について,伝えておきたいことがあれば教えてください.」(i)に依存して今後の説明の簡潔さを選んでください.technical termを含む長文でユーザをdiscourageしないでください.(ii)や(iii)をもとに,ユーザが過去に書いた文献や周辺情報,興味関心をresearchmap, google scholar, arXiv,本人の公式ホームページ,過去参加集会の公式ホームページなどから網羅的に調査し,収集してください.特に,過去に公開した論文が確認できる場合は,漏れなく収集し,内容を把握してください.(arXiv論文では,過去の論文のtex fileを見ることができる場合もあります.) 数学者としての個人が特定できなければ,無理に個人を捏造したり断定したりせず,ユーザに事情を尋ねてください.また,ユーザ本人だけでなく,ユーザの共著者や同じ研究集会に参加した人の情報も可能なかぎり参考情報として収集して記録してください. ・数学者としての個人が特定できた場合,研究の情報をsurveyして,User_information.mdに入れてください. Step 2. ユーザと実行日におけるAI最新事情に合わせて設定を完了する ・現在時刻を取得して,最新性の基準にしてください. ・anthropicやopen AIの公式best practiceなど最新の情報を収集し,ユーザが活用していない機能で重要なものがあれば,利用の提案をしてください.この段階ではtechnicalな説明を抑え,機能の名前とその(ユーザにとっての)メリットを端的に述べてください.提案は最大でも5個までとします.ただし,AGENTS.md, skills, hooks, goal機能, plan機能, subagentsのうちいずれかが,(ユーザの意図によって)使われた形跡がない場合は,必ず提示してください. ・ユーザに以下の質問をしてください,「(i)論文執筆用の共有可能な(texなどの)templateがあれば,送ってください.」「(ii)今後の研究アイデアの共有可能なデータベースなどがあれば添付してください.」その返答はuser_raw_dataに保存し,セキュリティ基準はStep 1での決定に準拠して管理してください. ・ユーザに,どのprojectで研究をするかを尋ね,研究に有用なデータが他のprojectや他のAI agentから適切に参照可能になるための方法論をユーザとの同意のもと整えてください. Step 3. 共同で研究を開始する ・最初に取り組むテーマをユーザに質問してください.その際,3つのテーマを添えて提示してください.3つのテーマは,それぞれ(i)これまでのユーザの傾向/ユーザ本人の文献 (ii)ユーザの関心分野のここ1ヶ月の論文をarXivから具体的に提示しその発展 (iii)その他,ユーザが興味を持ちそうな具体的テーマ から着想を得てください. ・具体的な研究目標と,その報告形式(chatか,tex+pdfか,それ以外か)をユーザと定め,First_research.mdに明記する. ・ユーザに長期実行の許可を得て,(必要に応じてmodelやeffortの変更を依頼した上で)研究目標をgoalに設定し研究成果を共有する. Constraint: ・ユーザは必ずしもエンジニアリングやcodingに詳しくありません.ユーザに認知負荷をかけすぎないよう,簡潔な説明を心がけてください. ・長いタスクや調査をするときは,返答する前に敵対的reviewを行うsubagentsを起動し,中身を検査してください.subagentは,AI-engineer, general_mathematician, user_spokesperson, meta-reviewerの4人です.AI-engineerは,anthropicやopen AIの公式best practiceなど最新の情報を収集し,返答が時代遅れでないかを一日レベルで確認してください.general_mathematicianは,--これが一番重要ですが-- 返答の中身に数学的に偽な主張や怪しい主張,安易な数学的比喩などが含まれていないかを厳しく監査してください.数学的怪しさは,数学者であるユーザの信頼に直結する問題であり,その信頼を失うと,このsessionごと終了させられてしまうほど重要な監査です.user_spokespersonは,ユーザのこれまでの傾向から,返答がユーザの利益や嗜好に沿っているかを監査してください. 特に,その返答をした時のユーザの反応を想定し,あからさまな調整や反論をユーザにさせる事態を防いでください.meta-reviewerは,このprojectやsessionの状況,他の敵対的reviewer subagentsや,更にはこのプロンプト自体をメタに監査し,改善点がないかをメタ的に(時に批判的に)点検してください. ・不確かなら推測せず、そう言うこと Done when: ユーザへの明示的な質問を投げた時を除き,Bootstrapping_plan.mdの全てのstepが終了するまで継続. Output: ユーザの明示的な意向がない限り,できるだけ構造化された文章で,簡潔に短い日本語で返答してください.
集会の目的
ここを,数学者が過激側のサンプル点をとりに来る場所にしたい
- 1. 数学者は,数学のことを考えていて
- 2. 内面化せず,過激派も飼うべき
- 3. だからこそ,ここでの過激さの心理的安全性を担保したい
今後の提案
いま賭けるものの提案
過激シナリオの(半匿名)公開
「AIが"十分に賢く"なると仮定したシナリオ」
実際にやること
- AIが十分に賢くなる仮定でのシナリオを検討する.
- それをweb上or Xで多言語公開する(cf. Leiden宣言, cf. 日本の"無邪気さ")
- 著者名は匿名化しておく
- 内容が仮に評価されたら事後的に公開しても良い.
やる価値
- 中身自体が評価されるかもしれない
- 議論の過程で過激シナリオを飼えるかもしれない
- Post ジャーナルの著者性のモデルとして
- 集会の持続性担保として
事後的身分開示
第三回AI for Math 勉強会
2026-10-22 · 東銀座 ZEN大学
発表要件「AI支援された,数学的な面白さを主題とする発表」
小泉淳之介さん 発表決定(arXiv:2607.11863)
参考文献
- Leiden宣言 leidendeclaration.ai
- 今井翔太さん 基調講演「生成AIで世界はこう変わる」(NIIオープンハウス2026) youtube.com
- Junnosuke Koizumi, "Magnitude homology of tope graphs" arXiv:2607.11863
- Agents4Science (Stanford) agents4science.stanford.edu
- AI for Math 勉強会 aiformath.jp
- kobin snort-flyover-very.ngrok-free.dev
- chat形式での論文生成(ChatGPT共有リンク) chatgpt.com
- 洞 龍弥 ryuyahora.jp